僕は中途で入ったのですが、前職ではコンシューマー向けゲームを開発していました。入社後驚いたのは、コンシューマー向けゲームとオンラインゲームの開発スピードの違いです。コンシューマー向けゲームの開発はリリース日から逆算して緻密にスケジュールをコントロールするという形の開発スタイルですが、オンラインゲーム開発は、時間の流れがまるで別次元でした。先週開発していたものが翌週のアップデートで入るなんてことがザラにありますので、入社当初は少し戸惑いました。最近はようやく慣れてきたかなと思いますが、この速さがあるからこそ、お客様の反応に即時対応ができる。だからゲームをもっと面白くしていけるのだと思います。
例えば、新たに実装したアイテム画面に関して、お客様から「他のステータスも見たい」とか「こうした方が使いやすい」といったご意見があれば、すぐに対応します。とはいえ、適当なものでその場をしのぐわけではありません。すぐに打ち合わせを行い実装しますが、やっぱり正解がない分基準の置き所が難しく感じますね。もちろん、自分が「もっとこうした方が良くなるのに」と思ったことは、たとえ根っこの部分でも、どんどん意見していきます。そうやって、みんなで一つの良いものを作っていこうという意識を、社員全員が持っている職場です。
入社前は、大手グループ企業ならではのルールやら上下関係やらが厳しいんだろうなあと勝手に想像していました。でも入社してみると、しがらみなんて全く無くフラット。新人の頃から先輩・上司にも気軽に意見できますし「良い意見があるならどんどん言え」と逆に言われたりもします。それでも最初は色々と苦労がありました。スピード感もそうですが、開発環境が前の職場と違い、全く触ったことないUnityという開発ソフトを用いたものだったので、一から勉強が必要でした。周囲の先輩方が優しくサポートしてくれて何とかできていましたが、それでも自宅で開発環境の勉強をしたり、気になった単語はメモして後で調べられるようにしました。
また、オンラインゲームに対する知識も不足していたので、そちらの勉強にも力を入れていました。もちろん、勉強方法はゲームで遊ぶこと。他社さんのゲームもガシガシプレイします。最近では、海外のオンラインゲームが凄いですね。僕も毎晩やっているのですが、無料ゲームに対する力の入れ方が日本とは段違い。マネタイズも上手いし、ゲームそのもののクオリティも高い。細かいエフェクトやギミックにもこだわっている。悔しいですが、一歩先を進んでいる感じがあります。日本のオンラインゲームも負けてられないですね。だから僕は毎日勉強(ゲーム)するんです。仕事が始まる前は電車移動中にスマホでゲーム。仕事が終ったあとは、深夜までオンラインゲーム!もちろんPC、コンシューマー両方やります。
社員同士でプレイしたゲームの良かった点、悪かった点について話し合うこともよくあります。すごく熱量の高い職場です。これだけの環境が揃っているわけですから、ゲーム好きにはたまらない職場だと思います。
面白いゲームづくりを目指す仲間のエントリーをお待ちしています。